同友会大学第12期カリキュラム 2005.7~2005.12

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第1講「ホリエモン騒動と知られざるハゲタカの狙い」
~内側から見たライブドアとフジテレビの格闘技「最後に笑うのは誰か」~

  • 7/6(水)

講師 :国際未来科学研究所 所長 濱田 和幸 氏

マスコミでは相変わらず「ホリエモン劇場」が開演中である。主役はご存知、堀江貴文氏。弱冠32歳のインターネット風雲児である。IT業界ではミニ・ホリエモンが増殖中。彼の生い立ちや経営手法については、さまざまなメディアで面白おかしく、時には恐ろしく取り上げられている。では、いったい彼は何を求めているのか。また、彼に資金を提供している内外の投資家は何を狙っているのか。海外でも一躍日本を代表する「ニューフェース」となった堀江社長と、すでに世界ナンバーワン企業となったマイクロソフトのビル・ゲイツ会長の意外な共通点を解き明かすことで、日本経済を飲み込む「想定外」のシナリオを提示したい。

第2講 「中小企業の利益増大戦略」~15000社の中小企業分析からわかった優良企業の条件~

  • 7/20(水)

講師 : 公認会計士 三好貴志男事務所 所長 三好 貴志男 氏

中小企業のなかにも、きらりと光る優良企業が多数存在する。産能大学経営学部教授 宮田矢八郎氏は、日本経済の「10分の1モデル」としての『TKC経営指標(平成14年度版)』に収録された22万7千社の財務データをベースに収益の高い中堅・中小企業1万5千社を分析。さらにアンケートとヒアリング調査で6000社にのぼる経営者の生の声を収集分析した。そして、「優良企業」の「高収益要因」を6つ特定し、著書『収益結晶化理論』(ダイヤモンド社刊)で示した。この研究成果をベースにして、1)優良企業の高収益要因 2)人件費安や経費節減は高収益要因ではない 3)高生産性よりも外部購入費安 4)売上を2倍3倍にするもの。それが戦略である。・・・中小企業のイノベーション戦略 5)蓄えを2倍3倍にするもの。それが管理である。・・・内科的手法による受注工事業の黒字転換の仕組み等のテーマを中心に、中小企業の利益増大戦略を、実例を交えながら学ぶ。

第3講「顧客満足を実現する経営革新」~千葉夷隅ゴルフクラブにおけるお客さま第一への旅~

  • 8/3(水)

講師 : 千葉県ゴルフ団体総合事務所 専務理事 加藤 重正 氏

顧客満足は、企業が大切にしている「共通の目的」を、まずトップが提示し、その共通の目的に共感した社員の貢献意欲により、第一線の現場で実現されていく。第一線の現場では、共通の目的を達成するために活発なコミュニケーションが交わされており、問題に対して一人ひとりの意見が積極的に発言されて、皆の意見で創意工夫が考えられている。この様な組織の状態を経営が革新されていると言う。この事を、千葉夷隅ゴルフクラブで実際に展開してきた具体的な内容で、事例を中心にお話をする。

第4講 「社長の決断の時」~パートナーとの関係づくり~

  • 8/19(金)

講師 : (株)せいや 代表取締役 林 良江氏 /旧成食 東京同友会女性部長

客満足主義は経営する以上当然のことではありますが、その大前提として、そこで働く従業員がその仕事に情熱を持ち、充足感がなければ、会社がどんなにお客様第一主義を唱えてみたところで顧客満足の精神は浸透しません。また、経営のトップに近くなればなるほど、従業員満足の度合いを低くしている傾向にある企業が多いのも現状です。そこで重要なのが経営する上でのパートナーとの関係です。志(目的)は同じでもプロセスが違うケースが多々あります。正しい方向にベクトルを向けるには時として経営者は大きな決断を必要とします。その実例(事例)を通じて経営者とパートナーの在り方を考えます。

第5講 「日本的マーケティングの再評価」~「日本特殊論」を考える~

  • 9/13(火)

講師 :埼玉女子短期大学 助教授 宮崎 隆 氏

戦後、日本経済は歴史的な急成長をとげました。日本的特徴を維持しながら欧米の技術を巧みに取り入れ、日本独自の企業風土や生活慣習をつくりあげてきました。1980年代になると世界的に日本研究が盛んになり、その中で「日本特殊論」が語られるようになります。バブル経済崩壊後は低成長下の調整過程が進みますが、21世紀になり再び新しい日本的スタイルができつつあります。今回はマーケティングや教育の観点から、わが国の特異性や優位性を考えます。

第6講 「新興市場を利用した成長戦略」~株式市場で小さく生まれて大きく育つ~

  • 9/29(木)

講師 : IPO証券(株) 代表取締役 黒田 喜久 氏

現在の規模は比較的小さいが高い技術力・開発力等を有した将来性のある企業や、設立からの年数が若いが独創性・新規性があり、成長性が期待できるグロースキャップ企業。株式公開を目指す未上場企業について、事業ステージに応じた最適な市場選択や資金調達方法を探ります。特に重要なのは上場後の戦略です。直接金融を活用した資金調達・成長戦略を探るとともに、投資家の皆さまに対し魅力ある投資機会の提供として自らをアピールする方法を探し出します。

第7講 「トップとミドルのリーダーシップ」~相違点を理解した上での経営~

  • 10/12(水)

講師 : ジェイ・ボンド証券(株) 代表取締役 斎藤 聖美 氏

リーダーシップは、えてして情緒的に語られることが多い。だが、リーダーシップは経営者の人柄、熱意だけで作り出すものではない。優れたリーダーシップを発揮するためには、組織力学の体系的な理解が不可欠である。トップとミドルの立場を踏まえたリーダーシップを考えたい。
20世紀最高の経営者と評される元GE会長のジャック・ウエルチが,Winning(ジャック・ウエルチ勝利の方程式、仮題)を出版した。彼のダイナミックな経営手法、リーダーシップのあり方から、あらためて日本のリーダーシップを見直したい。

第8講「中小企業が生き残るための税務・財務戦略」~高収益を持続する方法を事例により学びます~

  • 10/24(月)

講師 :(株)船井財産コンサルタンツ高松 専務取締役 竹本 正憲 氏

バブルの時に、高収益であった企業がどんどん倒産しています。いかにすれば、現在の高収益を活用して、成長しながら、倒産を防ぎ、2代目に事業を引き継げるかを、失敗事例を交えながら、勉強していきます。 1)会計事務所の選択方法 2)無借金経営は本当にいいのか 3)節税はすべきか否か 4)倒産防止保険は? 5)余剰資金の運用はどのようにすべきか 6)公的年金が期待できない現状で、老後資金はどのようにすべきか 7)子供に財産を遺すべきか  等、高収益企業に1000社以上関わってきた体験をもとに、学びます。

第9講「組織の本質」~経営者・管理者にとって、組織とは何か~

  • 11/16(水)

講師 :香川大学 高松大学 名誉教授 細川 進 氏

組織とは何でしょうか。Aさんは「組織とは会社のことである」という。Bさんは「わが社の組織は組織図に示されている」という。Cさんは「仕事の役割分担が組織だよ」という。・・・そうですね。いずれも組織と呼ばれていますね。このように組織は多様な姿を私たちに見せています。経営者が会社を経営し,あるいは,管理者が自分の部下を指導していく際には,すなわち,特定の目的を達成するためには,組織を形成し維持していかなければ,良い成果は得られません。したがって,ここでは,経営者や管理者に求められる経営管理能力の視点から,組織の本質を探りましょう。

第10講「これからの賢いまちづくり」~時代の流れに合ったミニクラスターの勧め~

  • 11/21(月)

講師 :大阪府立大学大学院 教授 前田 昇 氏

地方都市の時代が叫ばれて久しいが、多くの日本の地域はキャッチアップ時代のなごりでいまだに東京志向が続き大きな変化は起こっていない。自信を持って新しい時代の産業振興と文化や教育を複合したまちづくりを行うためには、新しい時代の流れを理解する必要がある。イタリアやフィンランド、フランス、アメリカ等の小さな町のクラスター成功事例から日本の地方都市は何を学べるか。講演の中から苦境の中で地元の強さを時代の潮流にあわせながら引き出すための新時代のヒントを探し出したい。

第11講「働きやすい職場作りを目指して」~様々なハラスメントから見える職場の現実~

  • 12/2(金)

講師 :日本女子大学講師 ジャーナリスト 秋葉 ふきこ 氏

セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントなど、過去には職場の問題として認知されていなかった事柄が、従業員の就業環境を悪化させるものとして、ここ数年、クローズアップされています。実際に職場でどのようなトラブルが起きているのか、加害者というのはどういう人間なのか、その原因は何なのか、そしてこれらの放置がどのような大問題に発展する危険性があるのかなどについて、現場で相談や解決業務に携わる中で出会ったケースをもとにみなさまに語っていきます。

第12講「激変する経営環境と中小企業の挑戦課題」~なくなったらお客様が困る会社づくり~

  • 12/19(月)

講師 :駒沢大学経済学部 教授 吉田 敬一 氏

グローバル化・少子高齢化・規制緩和・価格破壊など、日本経済の構造は根本的に転換し、“激変消滅”の波が中小企業と地域経済を直撃しています。“危機をチャンスに”の意気込みで中小企業本来の活力を取り戻すことが、日本経済再生の道筋ではないでしょうか。そのための課題と展望を、ともに考えましょう