テレビやラジオ、新聞でも紹介された「デカらくがき本」
弊社は創業以来製本加工一筋にがんばってきました。みなさんご存じのように印刷業界は斜陽産業であり、紙の出荷量は下がる一方です。いつも何かしなければと考える日々でした。そこに今年はコロナによりイベント中止が相次ぎ、印刷物が激減です。最悪の事態です。
コロナ禍の中でも同友会の仲間たちは「いま、我が社が出来ること」をキーワードに様々な取り組みを行なっています。仲間たちの活動をみているうちに「私は何が出来るのだろうか。」ここで残らなければほんまもんの会社じゃないと日々自答自問していました。
そんなある日一つの記事が目に止まりました。内容は「緊急事態宣言を受けて子どもたちは学校へ行けず家にこもり、友達とも遊べず、公園へ行っても遊具が使えない。それ以上にお母さんの家事も増えてストレスが溜まっている。」と言うことでした。
そこで頭に浮かんだのが「うちには使わなくなった紙が山ほどあるよな。このデカい紙に思いっきりらくがきしたら子ども達も喜ぶんじゃないのか、家族の絆も深まるのではないか。」そう思ったら後は専務とふたりで休日返上し試作品を作るのに試行錯誤した結果、この「デカらくがき本」が完成しました。
仲間の活動を真似して「困っている家庭を勝手に応援します」と仲間達の自宅や会社に無理矢理置いて帰りました。(要らなければリサイクル出来るし)本を届けたみなさんの反響が思った以上に大きく今日までモヤモヤしていた「何のために経営しているのか。我が社の存在意義」がすっと入ってきました。
先日、この取り組みがテレビ局の目に止まりニュースとしても取り上げられました。その後、他のメディアからも取材依頼をいただき、この取り組みは間違っていないのだと確信しました。
こんな時期だからこそ会社の真価を問われるのではないでしょうか。この商品に辿り着いたのも同友会で学んできたからであり、同友会の仲間達がいたからだと思います。
「デカらくがき本」は2300円(税込)で絶賛販売中です。
お申込み・お問い合わせは(有)松原製本所まで
有限会社松原製本所 松原英樹(高松第7支部)
2020年6月8日現在の情報です