毎年高松国際ホテルなどで盛大に開催している年詞会。「年詞会を開催する意義は？ こんな大変な時期に、中止すべきでは？」などの声も上がる中、完全オンライン（Zoom）での開催を決定し、1月26日（火）に無事開催することができました。オンラインでも、変わらず多数の来賓の方々にご参加いただき、来賓挨拶では浜田知事が、香川県と同友会とのかかわり、同友会活動への敬意など温かい言葉をいただきました。

 

川北会長と林代表理事からは言葉を変え、見方を変え、自社に触れて同友会の本質を語り、エールが送られました。

地区毎のグループ討論では事務所はどこ？小学校で何か活動出来ないかな？等々の言葉が飛び交います。来賓の方々まで多数残っていただき、異例な討論となりました。

最後に、田村実行委員長が「川北会長に、信じることを素直にやり続ければ必ず会社はよくなる、と言われた。本当に大変だけど仲間との様々なかかわり方があり、そのおかげでこの困難を乗り切る勇気をもらっている。同友会にいてよかった。」と、同友会の存在意義を実感する言葉でまとめました。

＜川北会長 年頭挨拶より抜粋＞

改めて実感、同友会の存在意義

正にコロナの影響を受ける中、事業承継（社長交代）、体調不良により繰り返す入退院、大型店舗のオープンが相次ぎました。

しかし、こういった状況でこそ同友会で長年学んだ人を生かす経営の労使見解を実践し、慌てることも揺らぐこともありませんでした。

同友会には様々な危機を乗り越えた先人の知恵があり、例会や書籍、会員同士の交流などで学ぶ事が出来ます。

同友会に入会してからの26年を振り返り、経営者として覚悟を決めて経営指針書を作ったこと、支部活動を通じて社員との関わり方を学んだこと、役をもらって役が人を育てると実感した事などが思い出されます。同友会で学んだこと＝気づいた事を素直に実践してきたことで自己変革につながってきました。

同友会に入会していなければ創裕は今日のように発展していなかったと断言します。

 

＜林代表理事 問題提起より抜粋＞

新型コロナウイルス（以下、コロナ）が蔓延する状況下において大切な事

厳しい経営環境下で、「小さな一流企業」をめざし「磨き続ける３つのこと」

①経営指針（経営理念、10年ビジョン、方針、計画）を的を射たものに磨き続け、社員と家族の幸せを実現する企業になる

②無限の可能性を持つ社員の人間性を磨き続け、社員が育つ環境を創る

③同友会の地域力を磨き続け、地域の要となる

危機に遭遇した時の打開の可能性は、経営者が枠組み、発想から離れて新しい発想の枠組みに踏み切れるかどうかという点にあり、そこに経営者の資質、覚悟が問われます。

どんな困難にも決して屈せず、知恵を出し創意工夫を続けましょう。

 

コロナ禍における同友会の実践

昨年、約1560社の全会員企業にハガキで「一社もつぶさない！知恵と力を出し合い、新型コロナウイルスによる危機を乗り切ろう！」と励ましのメッセージを送り、「コロナ見舞金」「マスクの配布運動」「小グループでの会員訪問・声掛け」「コロナレポート」を実施。

コロナレポートとは自社変革のためのもので①変えてはならないこと（経営理念、自社の強み、社員が育つ環境）と②変えなければならないこと（既存の商品・サービス）を明確にして、その上で方針と計画を立てるための道筋を示すものです。

 

1月～3月末までは「共助・コロナで困っている会員への声掛け」「同友会会員でなくとも地域の困っている経営者への声掛け・助け合い」「コロナ感染者への愛のある対応」をよびかけます。

 

＜開催概要＞2021年詞会「Go To 年詞会！新しい時代を創ろう！」

日　時：2021年1月26日（火曜日）13時～15時

年詞会開催意義

①経営者である以上、いかに環境がきびしくとも、時代の変化に対応して、経営を維持し発展させる責任がある、という経営姿勢を改めて認識する場にしたい。

②大変な時だからこそ仲間との絆を深めたい。近所にいる同友会の仲間との語り愛の場としよう。

→グループ分けを通常の支部毎ではなく地域（学区）毎に分けて、地域の目線でも参加を呼びかける。

③社員と一緒に新しい時代を創る企業になる決意の日にしよう。

 

内　容：

時間	内容	登壇者
13:00	開会
13:10	年頭挨拶	会長 川北哲 ㈱創裕代表取締役会長
13:20	ご来賓祝辞 ご来賓紹介	香川県知事 浜田恵造氏 （ビデオメッセージ）
13:35	問題提起	代表理事 林哲也 香川県ケアマネージメントセンター㈱ 代表取締役
13:50	グループ討論	地域毎のグループ
14:30	討論内容発表
14:55	まとめ	年詞会実行委員会委員長 田村照夫 ㈱宗家くつわ堂代表取締役社長
15:00	閉会