報告者：㈲小田商店／代表取締役小田　大輔 氏（徳島同友会副代表理事・中同協社員共育委員会副委員長）

はじめに 　

中讃第2支部 第 46 期支部 総会記念講演は、報告者に ㈲小田商店／代表取締役の 小田大輔氏（徳島同友会副 代表理事・中同協社員共育 委員会副委員長）をお招き し、 「地域との連携が自社を 育てる〜若者に魅力溢れる 元気な企業を目指そう！ 〜」というテーマで御講演 いただきました。 デジタル化で効率化 　 なぜ若者に魅力溢れる元 気な企業を目指さなければ ならないのか？小田氏が 1996年に入社した時 は、年配ばかりの会社で未 来が見えない状況でした。 それから 26 年、現在では若 い社員さんが多く入社し、 活気に溢れています。これ らの実績は、同友会で学び、 地域と連携を進めて来たか らこそだということです。 　 ㈲小田商店では、以前か ら社内業務のデジタル化を 進め、販路拡大、業務効率 化を進めています。特に社 員共育という面で効果を発 揮し、何万点もある商 品について社内全体 で情報共有が進み組 織経営に繋がってい ます。 　 また、職場環境の改 善も進めています。以 前は「労働時間の長さ と社内の雰囲気の悪 さは比例する」とおっしゃ るぐらい劣悪だったとのこ とですが、デジタル化で効 率化を進め、休日に営業日 を儲けてお客様のメリット も追及しながらも残業時間 の削減、休日日数を増やす など取り組みを進めています。これらは、コロナ過で影響を受ける中でも取り組んでいるそうです。

教育機関との連携
　
徳島同友会では小田氏が責任者となって、教育委員会と連携し新任教員の初任者研修として会員企業へインターンシップの受け入れを進めました。　
当初は受け入れに慎重だった会員さんが多かったそうですが、「中小企業の現場を地元の学校の先生に知ってもらうことは、自社のマーケティングにも繋がる。1年で100人、10年で1000人の先生が中小企業の現場を知る。教育機
関との連携は長期的な視野に立っての投資になる」と「なんのためにやるのか？」ということを伝え取り組ま
れたそうです。
香川同友会でも三木高校と、そして今年からは飯山高校とも連携を進めていきます。中讃第2支部では、子ども職場体験事業にも取り組んでいますが、地元高校との連携にも積極的にチャレンジし、若者に自社を知ってもらい、その先に選んでもらえるように魅力溢れる元気な企業に向けて実践をしていきます。　
今回の小田氏の講演では、これからの支部活動に大きな気づきと学びをいただきました。　　

亀山石油㈱　専務取締役　亀山 大輔氏／記