８月度高松第7支部例会 は、「商繁会ビフォーアフ ター」というテーマで、㈲松 原製本所／松原氏と㈱大渚亭 ／洲崎氏に報告をお願いしま した。 　

商繁会というのは商売繁盛 例会と言い、高松第7支部の 伝統的な例会で「商売や経営 に行き詰ったときや困ったと き」 「新しいことにチャレンジ したいと思っているが、前に 進めない」そんな時に7支部 の皆さんから意見を聞けると いう例会です。その商繁会を 経験した二人が、どんな意見 を聞いて考え方が変化して行 動に移していったのかを伝え てもらいました。

 

松原氏の報告 　

松原氏の事業内容は、印刷 屋さんから預かった商品を製 本することがメインの仕事で す。この仕事を軸にしていま すが、商繁会や経営指針を創 る会を経験して大きく変わっ ていきます。同業者や異業種 の方の意見を聞いて、松原氏 がやりたかったことの「自社 商品の販売」や「本を出版す る」ということが実現 しました。そして、自社 の商品を売るために ホームページ、ECサイ トの立ち上げなど、次々 と行動していき、自社の 発展に努力しています。 　 やりたかったことが 実現できたのは、松原氏 がやりたいことを伝えること と、人と人の繋がりを大切に したことで実現したと感じま した。

 

洲崎氏の報告 　

洲崎氏は、大渚亭屋島本店 で日本料理を提供していま す。コロナで一番影響を受け た業界の一つです。この状況 の中、同友会に入会して商繁 会の報告者を受けてく れました。 　

報告内容を作ってい く過程で、たくさんの人 が打ち合わせに参加し てくれました。そこで出 てきた意見や質問など を、一度持ち帰って社員 と一緒に考えることで、 コミュニケーションが取れる ようになり、今までは経営陣 だけで決定していたことが、 社内全体で相談をするように 変わったとおっしゃっておりました。 　

商繁会では、たくさんのア イデアを頂いて、その中でも イカ丼を「推しの品」にするア イデアがたくさん出たので、 ここでも社員と共に考えて、 恵方巻の時期にはイカ丼巻き を販売するなどの行動を起こ して、売り上げを上げること に成功しています。 　

「自分の知りたいことを聞 くことが出来る例会」それが 商繁会です。商繁会当日に、 たくさんのアイデアを頂ける のもこの例会の良いところで すが、本番までに3回、4回 と打ち合わせを行うことで、 本番とは違うリラックスした 意見を聞けることや、その時 間を共有した仲間がたくさん 出来るのも良い例会だなと感 じました。 　

二人の報告を聞いて、自社 のビジョンを明確にして伝え ることと、一番のお客様の社 員とコミュニケーションをと ることの大切さに気付きまし た。報告者の松原氏、洲崎氏 とコーディネーターを務めてくれた西山氏に感謝いたしま す。 　

　 ㈲磯崎電気サービス 　　 代表取締役 宮本 辰也／記 　 　 （高松第7支部）