はじめに 　

採用コストゼロ、定着 率100％、お恥ずかし ながら現状の我が社から は縁遠い言葉です。 　

山本氏はアパレル業の 管理職だったころに「コー チング」を学び、コーチン グを生かした社員さんと のコミュニケーションで この数字を4年以上も実 現していらっしゃいます。 　

今回の例会では「どんな 手法でコーチングをして いるのか具体的に知りた い！」そんな私と座長の意 向を反映していただいた 通常の例会報告とは少し ニュアンスの違うもので した。

 

存在承認が大事 　

山本氏のお話の中で、社 長と思わずに「社員のコー チ」になろうという山本氏 ならでは発想から、コー チングを生かした経営に 取り組んでいるお話は興 味深く、具体的手法の中 でも存在承認が大事な要 素であることを学ばせて いただきました。 　

また採用面接において も、ただ単純に採用の合 否を決めるのではなく、 面接者の「夢や目標を明確 にする」ものとして定義さ れており、夢や目標が自 社で叶えられるのかを一 緒になって考える山 本氏ならではの考え 方に非常に面白くお 話を聞かせていただ きました。

 

企業訪問にて感じた こと 　

プレ報告の際に香 川人材部会長と企業訪問 をさせていただきました。 　

個別に施設の責任者の 方とお話することが出来 たのですが、その方は「自 分で独立をするという夢 をかなえるため、かのん で働いている」とおっ しゃっていたのが非 常に印象に残ってい ます。 　

また、たくさんの 方が生き生きと働い ており、社内の雰囲 気の良さに驚きまし た。「かのんの人間関 係の良さは異次元レ ベルじゃないかな」という 社員さんのお話にも納得 でした。

 

最強のチームづくりの 重要な要素 　

コーチングの手法を活 用し、現在、放課後等デイ サービスとコーチング業 を成功させていらっしゃ る山本氏ですが、コーチ ングは魔法の杖ではない とおっしゃっています。

①いかに信頼しあえる仲  間がいるか？

②社員さん自身が仕事を通して成長を実感できるか？

③理念や事業内容に共感 できるか？ 　

これこそが、最強のチー ムづくりの重要な要素であると学びを頂けた有意 義な例会でした。 　　

 

㈱あすなろ 　 後継者 　 梶崎 駿／記 　 （中讃第2支部）