はじめに 　

社員さんが元気に安心して 働ける会社になるには、人・ 経営、ともに健康でなければ いけません。

今は大丈夫と 思っていても、会社の健康を 改善していかなければ、やが ては病気（経営不振）↓悪化↓ 死（倒産）ということになりか ねません。 　

今回の例会は、健康経営優 良法人に認定されている㈲エ スコートライフの樫原氏に、 会社を健康にしていくにはど のようにすればいいのかを中 心に、自社での取組みを通し て報告していただきました。 会社の倒産を経験 　 樫原氏は4 0 歳の時に勤めて いた保険会社が経営破綻し、 この時に、会社はそこにいる 人間の想いで成り立っている もの 。会社の大小はあっても 経営者の責任はとても大きい と痛感し、現在の倒産させな いための健康な会社づくりに 繋がっていきます。 「健康経営」について 　 次に㈲エスコートライフが 取得した経済産業省が 認定 する「健康経営優良 法人」についてと、自社 の実践について話されま した。 「健康経営優良法 人」とは、従業員の健康 管理を経営的な視点で考 え、戦略的に取り組んで いる法人とのことで、こ れを実践することで業績の向 上や企業価値の向上になるこ と、また、健康経営優良法人認 定の認定を受けることで求人 に役立ち、外部に向けて健康 経営を発信できるそうです。 　

優秀な人材を確保でき、従 業員の健康の増進と維持をす ることで経営課題解決に向け た会社の基礎体力が強くな り、企業成長のポテンシャル がアップしていきます。しか し、会社は社員の健康をしっ かり考えていける余裕 が必要です。それを行う だけの会社の体力も関 係してきます。そこで 「会社の健康」について お話されました。 会社を健康にしていく 　

まず、会社の健康状態 （現状）を 確認するというこ と。ここで樫原氏は、企業変 革支援プログラムを活用され ました。ここで、自社の事例 をいくつか抜粋して説明されました。 　

STEP1で自社の状態を 認識し、 STEP2でどう やったら改善できるか具体的 な取り組みを策定し、 そして 徹底的な実践を始める。樫原 氏が実際にどのように考え、 解決にむけていくのかが具体 的にわかりました。 　

また、三木高校のインタ ビューシップに参加し、伝え ることより伝わることが大事 であると気づき、自社のビ ジョンにつながる重要なこと を学んだそうです。

 

おわりに 　

樫原氏は、 「健康な会社には ビジョンがある。 ビジョン・ 戦略・徹底実践ができれば一 喜一憂しなくなる。健康な会 社は、社員が健康で明るく楽 しく夢を持って仕事ができて いる。 理念を右手に、左手には 利益を持って、日々の実践あ るのみ。 大事なことは以上の ことを伝える・共感する・心 がととのうこと。そして、伝 わる環境づくりが重要」と熱 く話されました。 　

「一番重要なことは、社長の 覚悟、覚悟があれば何でもできる！」と、樫原氏の言葉が心 に刺さった報告でした。 　　

座長 ジャムデザイン 代表 實川 靖浩／記 　　　　　　 （高松第9支部）