◆防災とは

南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくない昨今、自然災害だけでなく被災や避難に襲われる可能性が身近にあります。

有事の時に対策しておられる方もいますが、多くの人が関心はあるが必要に駆られていないため後回しになっていると思います。

家族や親戚、そして中小企業家である私たちは従業員や会社のことも考えておかなければならないのです。

そして、地域があって仕事があるのだから地域の事も考えていけたらという事で改めて防災について考えられるような例会にしました。

 

【災害時ココイコ（ここに行こう！）MAP】

報告者の長谷氏は女性委員会として応募した香川ビジネス＆パブリックコンペに於いて「災害時ココイコ（ここに行こう！）MAP」での避難支援で見事グランプリを受賞しました。

「災害時ココイコ（ここに行こう！）MAP」とは、災害時に避難所だけでは対応しきれないところを私たち企業ができる避難支援をMAP上にアイコンで記したものです。

このMAPを作ろうと思った背景には、岡山同友会の平井氏（タクシー会社経営）が、西日本豪雨によって被災された話を聴いたことから始まったそうです。

このような体験談を聴き、他人事から自分事として捉える事が防災の第一歩だと感じました。また、自分の住んでいるところや会社がある場所はどんな災害でどうなるのかをハザードマップなどで確認し、できうる限りの準備をしておく事が大事であるということも教わりました。

災害はいつ来るかわからないものです。そのために防災をするのです。まずは身のまわりからでいいので考え、会社や従業員の事を考えるのは経営者としての責任でもあると実感させられました。

その上でココイコMAPに載せられるような企業も目指そうと思った例会でした。

 

(株)小泉自動車工業　代表取締役　小泉　直也/記