- 中讃第3支部
『私の何が悪いの?』~中讃第3支部版しくじり先生~2023.6.21
update.2023年09月04日
~社員と一緒に考えていく~
中讃第3支部の6月度例会は同支部よりアイアイくらぶ㈱の藤井祥子さん、㈲小林塗装店の小林耕司さんに『私の何が悪いの??』〜中讃第3支部版しくじり先生〜というテーマにてご報
告していただきました。
社員教育部会の活動の中で私自身、雇用を増やす事で悩んでいた事もあり、会社が大きく成長し社員数を増やしているお二人に、どのように継続的な人材育成を施し、会社が大きくなっ
ていったのかの苦労話や経験した話を報告していただきました。
アイアイくらぶ㈱の藤井さんは、何人も採用しますが長続きしない、直ぐに辞めていくという日々だったそうです。
福利厚生の改善をしたり、給料やボーナスの見直しをしても辞めていく社員に「こんなに頑張って考えてしてあげたのに!」と、会社を辞めていく社員が全て悪い、嫌みたらたら不満MAXの社長だったそうです。
㈲小林塗装店の小林さんもよく似ていて、会社を良くしたい、大きくしたい、地域に貢献したいと夢の実現に向けてガムシャラに仕事を引き受ける事で、人手が足りなくなり社員を増や
していました。
社員は長続きする事なく退職し、入れ替わる毎に採用した社員も退職していったそうです。
「最近の若い者は辛抱が足りない!」「我慢出来ん奴しかこん!」と社員に八つ当たりをする社長だったそうです。
さらには従来の社員からの不満も増えだし辞めていったそうです。
そんな社内の問題で悩んでいる時に、コロナ禍になり仕事も売り上げも下がりました。
しかし、仕事が少なくなり、今抱えている問題について見つめ返す時間が作れたそうです。
会社内で起きている問題は早い内に社員と話し合い、会社に対する不満や問題、改善してほしい事などを社員と一緒に考えていく様になったそうです。
社員との会話が増えた事で、今何を考え仕事をしているのか、何を求めているのかが理解でき、社長自身も思っていた気持ちや考え方、悩みを相談出来たそうです。
「どうしたら会社が良くなるのか?」「どうしたら社員は会社を辞めないのか?」など一人では解決出来なかった問題が社員と一緒になって考えられた事で会社内の雰囲気も変わ
り、会社が良くなったのだと実感いたしました。
今回の報告を通して、自社の存在する意義や使命、価値観を共有出来た事で、社員の仕事に対する意識が変わること、「やりがいのある仕事」で社員は頑張り、「生きがいのある仕事」で社員は幸せだと感じると実感できました。私達の経営課題の解決や共育ちに繋がる素晴らしい内容の例会でした。
CTM㈱ 代表取締役
尾崎 篤志/記(中讃第3支部)