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理念ってなんで必要なんですか?~同友会活動は自社のためになります!!~2023.8.17
update.2023年10月16日
高松第5支部・7支部の合同例会、当日は鎌田氏のカリスマ性もあり総勢70名を超える大盛況となりました。
「経営理念はなぜ必要なのか?」というテーマでした。会社のビジョンや理念の浸透は非常に重要です。
ビジョンは企業の長期的な目標や方向性を示し、従業員に共通の目標を提供します。理念の浸透により、従業員は組織文化を共有し、協力してビジョンを実現しやすくなります。
「事業の成長」「社員の満足度向上」をさせるためにどのように理念を浸透させていったのか?どのような変化があったのか?についてご報告いただきました。
報告では、「理念を創って思いを伝えたことによって共感する同じ考えの人たちが集まる。そして共感し入社した子が今採用担当になって想いを繋いでくれている」「社員の声
を聴き一緒に〝こうしたい〞を叶えていくことによって社員に自主性がでて業績UPにつながる」。理念を一方的に伝えるだけではなく、社員の方の声を聴くことによってはじめて浸透し、社員が生き生きと働ける環境になると語っていただきました。
鎌田氏は事業承継の予定もあり、代表取締役に就任するにあたり同友会の活動はとても役に立ったとおっしゃっていました。
「経営の練習ができ、その経験をそのまま自社に持ち帰ることが出来る。だからこそ高松7支部にも理念を作った」と語っていただきました。
「同友会活動は自社のためになります」と自身の経験から伝えていただいた例会でした。
ENGAGEMENT㈱ 紅谷美紀/記
今回の合同例会は、我らが支部長である㈱テルミ・エンタープライズの鎌田祐輔氏に「理念ってなんで必要なんですか?」というテーマにてご報告をいただきました。
鎌田氏の会社の経営理念は「想いを形に、形に想いを、ものづくりで心を繋ぐ」です。理念を創った当時は薄利多売な商売をしていたため、夜中までの残業は当たり前で休日出
勤も普通にあるような劣悪な労働環境だったらしく、社員同士がよく喧嘩するような荒果てた状況だったらしいです。
しかし、理念を一新してからは会社に色々な化学反応が起きたようです。ある時、カラージャンパーにプリントを施してほしいとの依頼が入ったが、その当時そのプリント技術は
なかったそうです。しかし、「想いを形に」という理念から「ものづくりで心を繋ぐ」執念で、色々なインクを探し・試すことでプリントに成功したそうです。
このことをきっかけに他社にはない高付加価値商品を主力に切り替え、売上を下げてでも挑戦し続けた結果、今では毎年売上も利益も過去最高を続けておられます。そして、
残業時間の大幅な削減はもちろん、今では週休二日制も導入しておられます。これは理念に基づき、お客様や社員に真摯に向き合ったからできたのだと勉強させていただきま
した。
現在、経営指針を創る会で悪戦苦闘している私にとって、一本の道を照らしてくれる光り輝く星を見たような勇気づけられる例会でした。
㈲ステップライフ 代表取締役 米倉健治/記(高松第7支部)