- 高松第9支部
『噂のChat GPTを学び、触れてみよう!』 ~自社でどう活用し得るかを探ろう~2023.10.27
update.2024年01月25日
高松第9支部の10月例会は、Chat GPTおよび、生成AIをこれから始めようか検討している初心者の方にもわかりやすく理解できるように、ウェブマーケティングの専門家であり、業務としてAI活用支援も行っている㈱コネクト/代表取締役の高原康平氏を迎え、講義していただきました。
今回の例会は、生成AIの活用と時代の変化への対応を課題として、中でも汎用性の高いChat GPTについて学んで使えるようになり、どのように
自社に活用できるのかを探っていくことを目的としました。
まず高原氏は、Chat GPTはどのようなものかについて説明されました。AIツールは人々の仕事を奪うものではなく、仕事を助けてくれるもの。Chat GPTは優秀なアシスタントのようなもので、まるで人間が話しているかのような自然な会話を繰り広げられる。テキストを入力して指示を出すと、わずか数秒で解答のテキストが返ってくる。そのあと修正指示や追加質問をすると意図にあったものを返してくれるなど、お話いただ
きました。
次に経営者における使い方としていくつかの例をだし、初級編として、調べ物・方法の具体化・資料作成補助、中級編として、データの取得・データのグラフ化・データ分析の説明をされました。高原氏の最近の使い方も話され、とてもわかりやすかったです。また、聞き方のコツとして、5W1Hを意識して具体的な質問にすると、より密度の高い解答が得られるそうです。
注意点としては、社外秘データを打ち込むと学習されてしまうということ、学習を回避できるオプトアウトの機能がありますが行わない方がいいそうです。社内で使用したい場合には別途Chat GPTを組み込んだ開発が必要になるようです。リスクや問題点として、嘘をつく可能性がある(正確かわからない)、学習データが最新ではない、意図せず著作権を侵害する可能性がある、情報漏洩のリスクがあるということを挙げられました。
そして最新情報としてGPT-4Vについて説明されたあと、皆でスマホ版を実際に使ってみました。聞き方のコツを参考にしてやってみると解答がかなり良くなることが実感できました。
グループ討論では、ChatGPTをどのように活用できるかを話し合いました。職種によって様々な意見が出ました。中にはイメージできない方もいましたが、例えばこんなことに使ってみては?など、ヒントを出し合うことができました。
【おわりに】
今回の例会は、AIが社会に浸透することで自社の経営にどのような影響があるのかを考えるきっかけにもなったと思います。忘れてはいけないことは、人を生かすということ。人でしかできないこと、人がやることの価値はAI技術の発展と共に高まっていくと私は思います。人を生かし、AIと共存し、時代の変化に対応できる強靭な企業を目指すことが重要だと感じた例会でした。
座長
ジャムデザイン
代表 實川靖浩/記