事務局　久保です。

ずいぶん涼しくなって過ごしやすくなってきた最近ですが、また台風が近づいていますね。前回の関西のこともありますし、「どうせまた、なんともなく過ぎるだろう」と思わずに、できる対策はしておきたいものです。

今月は、主人の野球の全国大会が北海道で開催される予定で、家族皆でとっても楽しみにしていました。が、地震のおこった1週間後の大会で、残念ながら中止になってしまいました。ちょうど出発予定の5日前に中止が決まり、キャンセル手配などを進めていく中で、何とも言えない喪失感を感じる日々が続きました。主人にとっては現役最後として意気込んでいましたし、私にとっては小学校5年生以来の両親との旅行予定だったため、親孝行の機会を失ったさみしさもありました。

新たに旅行を計画しようにも、北海道以上に今行きたいところもなく(笑）おとなしく、敬老の日イベントを盛大に企画しようか、なんて話をしていた週末に差し掛かる2日前、父から突然の提案があり急遽大阪に行くことになりました♬

父は混雑が大嫌いで、私が幼稚園の頃から約束していた東京ディズニーランドに、結局一度も連れて行ってくれることなく今に至ります(笑）そんな父から、「ニュースを見ていたら、関空の浸水の影響で海外からの旅行客が激減し、大阪のホテルのキャンセルが相次いで困っているみたいだ」とメールが届きました。そして、「今からホテルが取れるのなら、皆でUSJにでも行こう」と。家族全員驚きで（笑）でも、このチャンスを逃すまいと、即予約をとり行くことになりました。父は孫（私の息子）と、北海道でたくさん電車を見ること、北海道でしか乗れない特急電車に乗ること、旭山動物園に行くことを約束していて、それがすごく気にかかっていたようで、結局新幹線で大阪に行き、新大阪＆大阪駅のホームでいっぱい電車を見てからUSJに向かい、トレインビューホテルに泊まり、翌日は天王寺動物園に連れていくというとにかく孫ファーストの旅行が実行されました。

そして、連休最終日は、ステージ３の喉頭癌闘病中と知らされていた大学時代の恩師がアメリカから一時帰国していると聞き、急遽山口へ。声が出せない、ずいぶん痩せている、と断片的な情報しか得られていなかったので、心配が募っていましたが、直接会って話をすると、痩せてはいるものの、とっても元気で楽しい会話が出来て安心しました。思いがけず、私は恩師と同窓生に会えて、息子は山口で電車に乗れて、主人はずっと行きたいといっていたレストランに行けて、なんだか得した締めくくりになりました。

同友会の中でいると、「何かを手放すことで、何か新しいものがつかめる」という話をよく聞きます。もちろん、今回のようなこととは異なり、事業内容・取引先についてのことですが、こんなプライベートでもそれが生かされるように、今回の経験で感じました。きっと、決定事項に落胆して引きこもっていたのでは得られなかった情報が、外にアンテナを張ることで、情報をキャッチし、次のアクションを起こせるきっかけとなるんだろうと。

結局敬老の日は当初の予定以上に簡略化してしまい、そういう点では両家の両親に申し訳なかったな、と少し反省ですが、喪失感から脱出し、とってもいい9月の思い出が出来ました。