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間に合った

2019年01月31日

1月ブログ投稿にギリギリ間に合った事務局木村です。
今月は年始めということか、このブログもいつもより事務局の皆さんの投稿が多いですね♪

さて私事ですが、現代の家族を描くことを大きなテーマとし、ドラマ化された「流星ワゴン」等の話題作を執筆している重松清氏の作品を最近読むことが多く、その中で今月読んだ「青い鳥」には特に思うところがありました。

この作品に登場する村内先生(重松清氏があとがきで曰く、初めてヒーローの登場する物語らしい)は、中学の非常勤講師で国語の先生ですが、吃音でカ行とタ行が上手く話せない…。
しかしそんな先生には授業よりも大事なことがある。
色んな悩みを抱えた生徒「いじめの加害者になってしまった生徒」、「父親の自殺に苦しむ生徒」、「気持ちを伝えられずに抱え込む生徒」、「家庭を知らずに育った生徒」…、そのような生徒達のひとりぼっちの心にそっと寄り添い、本当に大切なことは何かを教えてくれる。どんな生徒にも本気で、心に寄り添って、どもりながらのその言葉には非常に大切な想いと意味が込められている。
そんな村内先生は色々な学校を渡り歩き、悩みを抱えた生徒の心に寄り添うのだが、決して先生はその生徒を「救った」と言うことはなく、常に口にするのが『間に合った』との言葉…。
生徒が自分を追い詰めたり、自分を嫌いになったりする前に『間に合った』と言う言葉を生徒に投げかけ、ひとりぼっちの心に寄り添う…。

自分もこの小説を読んで、自分の子供の気持ちにちゃんと寄り添っているだろうかと考えさせられました。親の考えを押し付けていないか、親の都合で子供の将来を決めつけていないか、そもそも子供の声をきちんと聞けているか…、特に高校受験を控えた長男との関りについて考えさせられた一冊でした。

心に「寄り添う」ことは難しいとは思いますが、「あなたはひとりじゃない、傍にいるよ」と伝えること、そのような気持ちを忘れないような人間になりたいと感じた一冊でした。



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