事務局/伊井です。
今回は「たこ判」の「元祖たこ判 小前」を紹介します。



まるでウユニ塩湖と最近話題の父母ヶ浜（ちちぶがはま）から車で5分もかからずに行ける所に「元祖たこ判 小前」というお店があります。1981年に創業し地域住民から愛され続けているお店です。たこ判やたこ焼きをメインとして販売しています。



「たこ判」をぼくは知らなかったのですが、「たこ判」とは「大判焼」や「今川焼」「回転焼」等と称される食べ物を作る際に使う、鉄製の円形に窪んだ焼き型に、たこ焼きの生地を流し、中に蛸とたっぷりのキャベツを入れて円盤状に焼き上げ、ソースをかけ、上から青のりと鰹節、マヨネーズを添えて出来上がるB級グルメです。
味はご想像の通り！安定のおいしさです！ビールが欲しくなります(笑)



「元祖たこ判 小前」さんが発祥のお店で、現在は創業者であるとし子さんの義理の娘さんが2代目看板娘として店頭に立っていらっしゃいます。とし子さんは地域の方々からとても愛されていたそうです。残念ながら昨年亡くなったと伺いましたが、最後まで店頭でお客さんとの会話を楽しんでいらしたとか。



せっかく行ってきたので、とし子さんが地域から愛されていたエピソードの一つを紹介します。
ある時期はお店の周りに暴走族のような人たちがよく走っていて、その方達もたこ判を食べによく来店していました。日中たこ判を食べに来て、夜遅くまでバイクを走らせて帰ってくる。そうするととし子さんはその人達におなかがすいただろうからとおにぎりを握って配っていたそうです。
とし子さんの心配りが垣間見れるエピソードです。



しかし、このエピソードはとし子さんが亡くなるまで親族も知らなかったのだとか！実はこのエピソード、当時暴走族の一員だった方が葬儀に来られて親族に教えてくれた話だそうです！
心配りもすごいなと思いましたが、葬儀に来てくれることがエピソードよりもとし子さんのお人柄を物語っています。

父母が浜に夕日を見に行く際、海水浴の際等はぜひ「元祖たこ判 小前」でたこ判、お召し上がりください♪