「人並に働き、楽しい生活をしたい」志向強まる
2017年06月30日
事務局木村です。
先日見た記事の中に、日本生産性本部等が実施した今春の新入社員を対象に実施したアンケート「平成29年度新入社員 働くことの意識調査結果」の内容が掲載されておりました(日本生産性本部主催の研修に参加した1882名からの回答)。
・「職場の上司や同僚が残業していても、自分の仕事が終わったら帰る」との問いに肯定的な回答をした方は48.7%(前年度比9.9ポイント上昇)
・「同僚や上司と勤務時間以外は付き合いたくない」に肯定的な回答をした方は30.8%(前年度比10.1ポイント上昇)
・働く目的については、「楽しい生活をしたい」と回答した方が過去最高を更新。「自分の能力をためす」、「社会に役立つ」は減少。
・「デートの約束があった時、残業を命じられたらどうするか」の問いに「仕事」を選択した方は71%で、2015年度から10ポイント近く減少。
調査担当者の声として「ブラック企業問題を受け、長時間労働へ不安感がある」、「空前の売り手市場を背景に、私生活を充実させたい傾向もあるのではないか」と見ているとの記述がありました。
この記事を見た率直な感想で、『これからの新卒採用等を考える上で、このような若者の傾向を理解した上で、労働環境などを各企業において独自に工夫する、社員との関りの中で働きやすい環境づくりも考えていく必要があるなぁ』と感じると共に、『だからこそ「何のために働くのか?」という就職観についても各企業で若者に伝えていくことも大切ではないのか』と改めて感じました。
個人の生活、人生の充実、幸せはもちろん大切です。
しかし「自分たちの働く企業が何のためにあるのか?」、「今自分がやっている仕事が何のためにあるのか? お客様や地域、社会にどのように役に立っているのか?」、「将来、どのような人生を歩みたいのか?」等を考えること、そのような働きかけを学校のキャリア教育や企業の社員教育(共育)の中でも取り組んでいくことが益々必要になっていくのではないのかと感じました。
社員一人一人の人生に寄り添い(その距離感も、一人一人に応じた頃合いのよい距離感も考えないといけないかもしれません)、一人一人の幸せも考えながら「働きやすい環境づくり」を考えていけるような企業風土にしたいですね。
私たち中小企業家同友会では、元気な企業や地域をつくり、地域の皆様の色々な形の幸せに貢献できるような志をもって、毎月様々な活動を行っております。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、会社を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつでも元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思います!
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