人間力経営
2017年05月31日
事務局 渡邊です。
今日は故・赤石義博氏の書かれた「人間力経営」についての感想を書きたいと思います。
まず表題のタイトルである人間力とは何かですが、定義として「誠実で謙虚で、包容力があり、繊細な気配りができ、人間性も豊かである」といった完璧人間であるようなことが書かれています。ただ、この本の中では人を動かす説得力につながる部分のことを述べているという印象を受けました。
この本では在るべきリーダー像、経営者像が書かれています。特に人間的な成長、主体者意識を部下に促すことが書かれているのですが、そのためには経営者自身が人間としての器を大きく広げ、この「人間力」を高めなければいけないことが読み解いていくとわかります。
この本の中で特に一番学んだのは、大切なのは単純に人に甘くするとか、厳しくするとかではなく、部下や目下の人間、どんな相手に対してもお互いが尊重すべき一人の人間であるという意識を持ち、働くこと、学ぶことがかけがいのない人生を充実させることであると自覚してもらうように投げかけ、お互いに刺激し合い、共に育つ関係を築いていくことであると感じました。