県内高卒離職率5年連続40%超!!
2017年04月30日
事務局木村です。
これは4月27日の四国新聞に掲載されていた記事の見出しです。
御覧になられた方もおられると思いますが、ここ5年連続で県内高卒者の離職率が40%を超え、そのうちの半分が僅か1年以内で職場を去っている実態があります。また香川県内のハローワークが昨年25歳以下の新規求職者300人に行ったアンケートでは、退職理由が「仕事が合わない」(155人)、「給与・労働時間など労働条件に対する不満」(148人)が突出。高校生の就職は、その大部分が「先生の勧め」や「親の意見」を参考にする部分が大きく、実際に本人が抱いていた企業に対するイメージと現実との間にギャップもあること、本人が十分な企業研究のできないまま就職していることがうかがえます。
また企業規模別にみた離職率でみると、100人未満が50%超なのに対し、500~999人は24.8%、1000人以上は24.7%となっており、規模が小さくなるほど離職率が高くなっているとのデータ。中小企業こそ経営者との距離が近く、社員一人一人に深くかかわることができる、「人」を大切にしているとの声が同友会では多く聞かれる中、このデータは意外でもありました。
今こそ、同友会で言う「人生かす経営」が、人材不足に直面する地域経済を支える中小企業には必要なのではないでしょうか? 単なる人手を欲するのではなく、自社の、そして地域の明るい未来を支える「人材」の育成に各企業でも力を注ぐ必要があるのではないでしょうか? せっかく縁あって入社した若い人材に、「何のために働くのか」、「仕事のやりがい、働き甲斐」をしっかりと伝えることをはじめ、企業全体でその方を「育てる」姿勢が大切なのではないかと改めて感じました。
私も、共同求人委員会という、同友会運動の中で新卒学生を中心とした若者の採用やそのための企業変革に関する運動に携わっています。今回の高卒離職の記事から、地元高校に向けた取り組みについてもさらに意識して取り組んでいきたいと思います。
ちなみに6月21日には、地元の高校教育課にも協力を頂き、高校の就職指導の先生方に向けた合同企業説明会を開催いたします。先生方に、求人票だけでは見えてこない企業の魅力や経営者の熱い想いを伝える絶好の機会となります。是非ご活用いただければ幸いです。
私たち中小企業家同友会では、元気な企業や地域をつくり、将来を担う若者を含めた地域の皆様の幸せに貢献できるような志をもって、毎月様々な活動を行っております。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、会社を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつでも元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思います!
興味のある方は、ぜひこちらをクリックお願いいたします。
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