事務局久保です。

またまた全国的にコロナの感染者が増加しているようですが、同友会では色々と試行錯誤しながら、形を変えながら、今だからこそ中小企業経営者が学べる場・語り合える場を作りたいと活動を続けています。

そんななか、先週久々に通常開催に近い形で勉強会を開催しました。入室時のアルコール消毒に、全員マスクを着用し、通常8名ほどのテーブル討論を4名までにして、オンライン（Zoom）配信も併用しての開催でした。ゲストの方にも参加いただき、ほぼ通常どおりに開催されたこの日を迎えることができて、もしかしたら会員の皆さん以上に嬉しかったのは何を隠そう私かもしれません。

さらに、そんな中で、担当する支部の有志の方々より、復帰祝いのお花（ウォールデコレーション）をいただきました。そのお花が、生花ではなく、「アーティフィシャルフラワー」だったのです。以前ご縁のあった元会員企業の方からその魅力を伺ったことがあります。生花ではないことで、生花以上に花の美しさを表現でき、それを長期間楽しむことができるのだと。私が、「つまり造花なんですね」というと、「アーティフィシャルフラワーっていうのよ」と言い直されました。確かに、100均などで販売している造花とは比べ物にならないほど、本物以上に細部にまで本物感と芸術性を追求しているのが生で見るとよくわかります。特殊な形でつくられているだけあり、アーティフィシャルフラワーはお花自体が非常に高価です。その高い原価に加えて、アーティストの唯一無二の芸術性が加えられ、更に価値のあるものが生み出されたこのウォールデコレーションを飾りながら、その美しさにほれ込むと同時に、今からの中小企業の可能性が重なりました。

よくメディアでも、「コロナ後の世界はコロナ前と全く異なるものになるだろう」と言われていますが、今回のコロナ禍において、様々な企業が「変化」を余儀なくされています。もちろん私たち同友会も例外ではありません。でも、この変化によって、これまでの通常以上のもの、つまり、「本物以上のモノ」が生み出されるチャンスでもありそうです。これまで、目をつぶったり諦めたりしていた不具合に目を向け、改善させる、もしくは新しいものを生み出すきっかけが「今」なのかもしれません。ちょうど先日の勉強会でも「単なるモノで事業をしてはいけない」という話をされていました。社員を巻き込んで考え、付加価値をつけて売っていくことが何よりの強みの中小企業。現在の常識から脱皮した先にある価値あるモノ・サービスなどがこれから各社からどんどん生まれてくるのかと思うと、なんだかワクワクしてきます。同時に、1年以上迷惑をかけてしまった支部の皆様に、このコロナ禍だからこそ私に出来ることを届けていかなければと、ギアを入れなおさせていただきました。

こんな時こそ、正しい情報を得て、人とつながり、工夫して学び、実践し・・・

香川の中小企業経営者の皆さん、同友会で、企業の発展継続のために皆と共に学びませんか？

https://www.kagawa-doyukai.com/guidance/