日本の子供は身体は健康なのに、気持ちは…
2020年09月10日
事務局木村です。
先日見た四国新聞で「日本の子ども幸福感37位」との記事が目に留まりました。
これは国連児童基金(ユニセフ)が先進・新興国38か国に住む『子どもの幸福度』を調査した報告書に関する内容で、経済協力開発機構(OECD)と欧州連合(EU)の加盟国を国連などの統計を用いて分析、一定のデータが集まった38か国を「精神的な幸福度」・「身体的健康」・「学力・社会的スキル」の3分野で指標化したものです。
日本の子どもは、肥満の割合など「身体的健康」では1位だったが、生活満足度の低さ・自殺率の高さなどから算出した「精神的な幸福度」では何とワースト2位(37位)とのこと…。
特に自殺率に関しては、厚生労働省の「自殺対策白書」(2019年度)によれば、10~39歳の各年代の死因の第1位は自殺、人口10万人当たりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は、全年代では減少傾向にあるが、10歳代の自殺死亡率はほぼ横ばいで推移しているそうです。
10歳代の自殺における原因や動機では、「学校問題」が最も多く、また家庭問題の比率は近年微増の傾向にあるとのこと(今回のユニセフ報告書の指標からも15~19歳の10万人当たりの自殺率はギリシャが1.4人と最も少ないが、それに比して日本はその約5倍の7.5人)
ちなみに「学力・社会的スキル」は27位…。
読解と数学力は5位であるも、「新しい友達を作る」などの社会的なスキルの調査では最下位クラス。
そして総合順位は20位でした(1位はオランダ、2位はデンマーク、3位はノルウェー…、アメリカは36位)。
学校でのいじめや家庭内の不和などを理由に幸福を感じていない実態が明らかになりました。
また記事の中では、教育評論家の尾木 直樹 氏のコメントもあり、日本の学校現場を「いじめ地獄」と表現、偏差値偏重による受験競争過熱も相まって「子どもの自己肯定感が低く、幸福感が育たないのは必然的だ」と指摘しています。
記事を読んで、一人の親として、また社会人の先輩/大人として、私たち一人一人がどのような姿を子どもたちに示すかが非常に問われているのではと改めて感じました。
自分自身で考えると、「自分も子供に受験勉強だけを押し付けていないか」、「子どもの言葉に耳を傾けているか」。
長男の高校受験は昨年終わりましたが、その時にも「受験勉強」ばかりの言葉で、「彼が将来何をしたいのか…、どんな人生を歩みたいのか」等を語り合うことがなかったのではないかと反省しました。
来年は次男が中学3年生となり高校受験を迎えます…。
それに向けて、どのようなことを次男に伝えるか。高校、そこから先どのような人生を歩みたいのか…。
次男だけでなく、折に触れた家族の何気ないコミュニケーションの中で語り、伝えられたらと思います。
私たち中小企業家同友会では、元気な企業や地域をつくり、将来を担う子供を含めた地域の皆様の幸せに貢献できるような『志』をもって、毎月様々な活動を行っております。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、会社を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつ元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思っています!
興味のある方は、ぜひこちらをクリックお願いいたします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
https://www.kagawa-doyukai.com/contact/
先日見た四国新聞で「日本の子ども幸福感37位」との記事が目に留まりました。
これは国連児童基金(ユニセフ)が先進・新興国38か国に住む『子どもの幸福度』を調査した報告書に関する内容で、経済協力開発機構(OECD)と欧州連合(EU)の加盟国を国連などの統計を用いて分析、一定のデータが集まった38か国を「精神的な幸福度」・「身体的健康」・「学力・社会的スキル」の3分野で指標化したものです。
日本の子どもは、肥満の割合など「身体的健康」では1位だったが、生活満足度の低さ・自殺率の高さなどから算出した「精神的な幸福度」では何とワースト2位(37位)とのこと…。
特に自殺率に関しては、厚生労働省の「自殺対策白書」(2019年度)によれば、10~39歳の各年代の死因の第1位は自殺、人口10万人当たりの自殺者数を示す「自殺死亡率」は、全年代では減少傾向にあるが、10歳代の自殺死亡率はほぼ横ばいで推移しているそうです。
10歳代の自殺における原因や動機では、「学校問題」が最も多く、また家庭問題の比率は近年微増の傾向にあるとのこと(今回のユニセフ報告書の指標からも15~19歳の10万人当たりの自殺率はギリシャが1.4人と最も少ないが、それに比して日本はその約5倍の7.5人)
ちなみに「学力・社会的スキル」は27位…。
読解と数学力は5位であるも、「新しい友達を作る」などの社会的なスキルの調査では最下位クラス。
そして総合順位は20位でした(1位はオランダ、2位はデンマーク、3位はノルウェー…、アメリカは36位)。
学校でのいじめや家庭内の不和などを理由に幸福を感じていない実態が明らかになりました。
また記事の中では、教育評論家の尾木 直樹 氏のコメントもあり、日本の学校現場を「いじめ地獄」と表現、偏差値偏重による受験競争過熱も相まって「子どもの自己肯定感が低く、幸福感が育たないのは必然的だ」と指摘しています。
記事を読んで、一人の親として、また社会人の先輩/大人として、私たち一人一人がどのような姿を子どもたちに示すかが非常に問われているのではと改めて感じました。
自分自身で考えると、「自分も子供に受験勉強だけを押し付けていないか」、「子どもの言葉に耳を傾けているか」。
長男の高校受験は昨年終わりましたが、その時にも「受験勉強」ばかりの言葉で、「彼が将来何をしたいのか…、どんな人生を歩みたいのか」等を語り合うことがなかったのではないかと反省しました。
来年は次男が中学3年生となり高校受験を迎えます…。
それに向けて、どのようなことを次男に伝えるか。高校、そこから先どのような人生を歩みたいのか…。
次男だけでなく、折に触れた家族の何気ないコミュニケーションの中で語り、伝えられたらと思います。
私たち中小企業家同友会では、元気な企業や地域をつくり、将来を担う子供を含めた地域の皆様の幸せに貢献できるような『志』をもって、毎月様々な活動を行っております。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、会社を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつ元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思っています!
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