コロナウイルス等、見えないものへの問題解決は同友会冊子にヒントあり
2020年09月16日
このページをご覧いただいた皆様、猛暑が過ぎ、朝と夜は清涼の頃合いとなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?
私たち中小企業家同友会事務局では、勉強し合う社風を創るために勉強会をしていまして、「新版 共に育つ3」という書籍を読んでいたところ、再発見があったので皆様に発信したいと思います。
同友会では「労使見解」という言葉を使うことがあります。それは「人を生かす経営」という弊会が発行する冊子に載っていて、同友会がいう企業づくりの基本の考え方を示しています。
「労使見解」は、大企業の労使紛争が中小企業にも落ちてきて、社員が権利を激しく主張することで経営者が自殺したり会社をたたんだりといった状況が続く中でどうしたら社員と経営者が分かり合えるかと苦しみながら出てきた答えが書いてあります。
それは「経営者が悪い、労働者が悪い」という善悪の解決ではなく、「共に人間らしく生き合える職場や関係の構築」という共存の解決しかないという結論でした。そして、その実践によって労使問題も解決してめちゃいい会社になった経営者達が同友会を作ってきました。
再発見したのは、この文章は理想論ではなく、苦しい状況を打開するために知恵を絞り出した結果だということです。そして「共に人間らしく生き合える関係の構築」は「共に育つ」という考え方によって出来上がるということです。
コロナでも「かかった人が悪い。」という風評被害がウイルスより数倍怖いご時世ですが、労使見解の通り、苦しい状態の解決は共存するためにどうしたらいいかだと思います。
「共に育つ3」か「人を生かす経営」どちらかを読むとしたらどちらを読みたいですか?
興味があればいつでも香川産業頭脳化センター(サンメッセの向かい、百十四銀行さんや郵便局さんが入っているビル)の4階に事務局がありますので、いつでもお越しください。閲覧無料です♪といっても、お越しになるのは難しい方もいると思いますのでお気軽に087-869-3770までご連絡下さい♪
共存の道筋は、過去の経験の上に浮かび上がってきた普遍的な在り方から見えてくるかも知れませんよ。
事務局/飯塚