今の自身の環境を理解していますか?
2021年02月16日
事務局木村です。
先日、同友会の行事ではありませんが、『女性活躍推進説明会・相談会2021』にZoom参加をさせて頂きました。約70名強の視聴者がおられたように思います。
『現在、常時雇用労働者数300人以下の中小企業は、一般事業主行動計画の策定・届出等が努力義務となっています。
2022年4月からは、労働者数が101人以上の事業主まで義務化されます。
女性の活躍を推進することにより、企業イメージの向上や優秀な人材確保というメリットもあります。本説明会では何から始めればよいのか、またどのように取り組めばよいのかを分かりやすく説明します。
更に、実際に取り組んでいる企業経営者による講演や、個別相談も行います。(案内チラシより)』
セミナーに参加させて頂いた一番感じたことは、『女性活躍推進の取り組みが、様々な企業課題の改善につながること』です。
紹介された企業の実践事例でも、男性社会の職場から、優秀な女性社員の妊娠による退社申出を機に、「女性の活躍できる環境とは?」との視点から考え、ひいては職場全体の現状把握、その課題分析につなげていく。その積み重ねが、様々な企業課題への気づきに繋がり、男性も含めた多様な人材が働ける職場づくりに繋がっていくことを改めて実感した次第です。
実践事例の報告企業(SUNSHOW GROUP/1999年創業、2006年設立、建設業、社員60名うち半数以上が女性)の詳細はhttps://www.sunshow.jp/をご参照下さい。
このセミナーを受けた中で、事務局の職場環境について改めて考えてみました。
私はおかげさまで同友会事務局に20年以上お世話になっています。
私が入局した時に比べると、女性活躍の視点に留まらず、働きやすい環境づくりが出来つつある(女性会員からも事務局の雰囲気が変わった!との有難い声もお聞きします)のでは…と感じています。
・育児/介護規程の整備と活用ができる風土がある
・産休から復帰してくれた女性がおられる(久保主任・亀井さん)
・男性の育児休暇の取得もできた(渡邊君)
・そこには規定の整備だけでなく互いを思いやれる雰囲気が事務局に構築されている
・また昨年よりフォローがしあえる仕組み(バディー制度)も動いている
・そして外部の認定も数年前から受けている
「かがわ働き方改革推進宣言」、「子育て行動計画策定企業」
ただ、今回セミナーを聞いて改めて振り返ってみると、このような事務局の素晴らしい取り組みや風土があることを、私自身が十分に気づけていないのではないか…と感じました。
例えば、男性の育児休暇取得に際して、両立支援助成金の活用もできるとのことで申請を行い、お陰様で助成金の取得に至りましたが、その過程では、事務局にある育児介護休業規定の不備の指摘や、職場内での育児規程・制度の周知がきちんとできているかとの指摘がありました。
育児規程を作っているからよい…、ではなく、法改正に応じた改定が適切にできているか、またその規定がどのような場合に利用できるかを分かりやすく局内に啓蒙すること、何よりこの両立支援助成金取得の大前提では、仕事と家庭の両立支援に関する『一般事業主行動計画・取組』の提出が必要となるのですが、これが既に事務局として申請されていたことを私は恥ずかしながら十分に理解していませんでした。
改めて香川県中小企業家同友会事務局の職場環境づくりに関して、外部から認定を受けているものを紹介します。
(かがわ働き方改革推進宣言企業登録一覧)
https://www.pref.kagawa.lg.jp/rosei/fukushi/rodofukushi/hatarakikatasengen.html
同友会事務局は登録番号 第63号
提出している宣言内容は…
・仕事と生活の調和の実現
・女性が活躍できる労働環境の整備
(かがわ子育て行動計画策定企業認証マーク取得事業所一覧)
https://www.pref.kagawa.lg.jp/rosei/fukushi/rodofukushi/kosodatemark-jigyousyo.html
同友会事務局は認証番号 第177号
提出している計画内容は…
・年次有給休暇の時間単位での利用促進
・年次有給休暇の取得促進
・時間外労働の制限制度等の拡充
(両立支援の広場)
https://ryouritsu.mhlw.go.jp/index.html
仕事と家庭の両立支援に関する『一般事業主行動計画・取組』の紹介サイト。今回のセミナーでも紹介されていましたが、事務局でも既に作成し提出していました。その内容は…
計画期間 2019年4月1日~2024年3月31日
目標1・事務局内の育児・介護支援制度に対する認知度、利用率の向上に取り組む
目標2・全事務局員が有給6日以上を取得できるように、業務改善等を行い、取得促進に努める
目標3・自己成長と、自己実現が図れる事務局にするために、評価基準・教育体制を確立する。
これらのことについて、自分自身の理解が浅いことを大いに反省するとともに、『今よりも良くするためには?』との課題意識を持ち続ける事。そして、非常に恵まれた環境で働かせて頂いていることに感謝したいと改めて感じました。
私たち中小企業家同友会では、元気な企業や地域をつくり、将来を担う子供を含めた地域の皆様の幸せに貢献できるような『志』をもって、毎月様々な活動を行っております。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、会社を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつ元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思っています!
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