知らないことは罪?
2021年02月25日
久々にブログ更新をする事務局久保です。
先日同友会の広報情報化について全国で意見交換をする場がありました。
年2回のこの会議はいつも刺激的で新鮮で、時にはぬるま湯につかりかけた頭にガツンと氷水をかけられるような時間にもなります。今回は初の「オンライン企業見学会」があったことで、意見交換時間がいつもより短かったのですが、その中でも私にグサッと刺さったのは、
「今同友会で出している動画は世の中に出回っているものと比較して見られるレヴェルのものになっていますか?」
ということです。昨年秋から私たち香川の事務局では、コロナ禍での中小企業の取り組みを多くの方に発信することで、その会員企業はもちろん、他の中小企業家にも元気やヒントが与えられたらとの思いで動画作成に取り組んでいます。初めて動画編集するメンバーがほとんどで、手探り状態からスタートし、今は「愛ある動画です」ということを売りにしていますが、正直、視聴数はごくごくわずかにとどまってしまっています。
一般的に視聴される動画と同レベルかそれ以上でなければ、自分たちの知らない方々が見ていただける可能性はないに等しい。「愛ある動画」レベルでは通用するのは親しいごく一部の会員さんくらいなのかもしれません。そんな当たり前の事象も、必死に作成している側でいた自分には目から鱗でした。
コロナで益々ネット上に流れる情報・媒体が増加し続けています。その分、情報の収集や取捨選択が追い付いていない自分がいて、でもそれは言い訳だなぁと、動画の件だけでなくあらゆる分野において痛感させられました。
この前ある方に「今日のコロナの死者数100人とか報道されてビックリする人多いけど、日本で一日何人亡くなっているか知ってる?」と聞かれました。無知な私は想像もつかず、数字を聞いてビックリ。2019年の1年間に亡くなった日本人は137万8906人(1日あたり3778人)だそうです。一方的な報道だけに左右されず、自分で科学性に裏付けされた正しい情報を取っていかないといけませんね。
※下はH23~27年のデータで厚労省が作成しているものです。