年の瀬を迎え、事務局でも来期に向けての経営指針書の更新作業が始まっています。まずは、香川同友会事務局の目指す事務局員像について、年末の最終日に勉強会を行うという事で、指針書にある「ITリテラシーの高い、人たらしな事務局員」について考えてみました。

　「ITリテラシーの高い」という部分は、スキルなので分かりますが、「人たらし」というのは、なかなか難しい部分ではあります。調べてみると、本来は「人をだますこと。また、その人」となっていますが、「多くの人々に好かれる。または、その人」とも書かれています。目指す事務局員像ですから、だますというのはないと思うので、後者になると思います。

　一般的な例として、人たらしの性格的特徴としては、愛嬌がある・ポジティブ思考・人懐っこい・聞き上手、話し上手・気配りと思いやりを忘れない、となっており、職場編としては、礼儀正しい・広い視野と鋭い洞察力を持つ・軽快なフットワーク・仕事の為に労力を惜しまない・褒め上手、となっています。

　結局、人たらしな事務局員とは、人間力の高い事務局員（指針書には人たらしな人間力と表している）という事になるのだろうか。じゃあ、人間力って？という事になってしまいますが、それは勉強会の中でみんなで考えていくことになりますね。同友会独特な部分もありますから。

　もう一つ、好感度の高い人たらしとなる為のポイントとして、礼儀と配慮を忘れない・誠実さをもって取り組む・相手の話をしっかり聞く・悪口や噂話をしてはいけない・距離感を大切にする、というのもあります。

　簡単なようで難しい部分もありますが、自分の些細なこだわりやプライドにとらわれず、他人を立てる謙虚さや、気持ちの余裕を持って、誰からも愛される、す・て・き、な事務局員になりましょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事務局専務　宮下幸雄