誠実な対応が企業の採用活動でも求められています!
2018年04月30日
事務局木村です。
私が担当させて頂いている共同求人委員会で定期的に行っている事業である「学校訪問」。これは香川県内の大学・短期大学・専門学校に、委員会の会員企業の有志と分担して訪問を行い、当会が行う合同企業説明会や、学校の就職指導の先生方に向けた行事等の案内とともに、学生の就職の動きや学校側の取組等の把握に努める委員会の重要な取り組みとなっております。またこのような訪問を機に、企業や経営者の魅力も学校の就職指導担当者にも肌で感じて頂くことで、新たな関係性の構築にも繋がっています。
今回訪問した中で共通して言えることは、「まさに売り手市場で、県内外問わず企業からの求人の声(求人票)が数多く来ている」、「学生も就職活動に積極的に動き、3月の第1週~2週ぐらいにはリクナビやマイナビなどを中心とした合同企業説明会に参加し企業、業界研究に努めるも、それ以降は個別の企業説明会積極的に参加」、「学生の地元志向は高まってきている、県外から香川に来ている学生も地元に戻っての就職を考えている。香川出身の学生も地元就職を希望する者が増えている」とのこと。
その地元志向のことで、とある学校で更に言われたことがあります。
「せっかく地元香川に就職したいと思う学生がいても、地元企業を訪問した後の企業側からのアプローチが非常に遅い場合があります。関西圏の企業等は、学生が訪問したその日に今後の予定などを含め本人と学校側にも連絡が入るのですが、香川の企業は1週間以上放置状態のところもあり、学生も感触がつかめないままで次の企業に向けた動きをしていいのかどうか分からず困惑しています。それならば自分を必要としている(声をかけてくれている)他県の企業に行こうかと思うようになります。せめて香川の地元企業の皆様も、何らかの回答を5日以内には学生に入れるよう心掛けて頂ければありがたいです。」とのことでした。
経団連の倫理憲章で就職活動の解禁は3/1より広報活動開始、6/1より選考活動開始と言う状況下ではありますが、現実に多くの企業が採用活動の前倒し、そして学生も数多くの企業を積極的に訪問し早い時期から就職活動をしています。中には充分な企業研究などがされないまま、就社してしまう場合もあるかとは思います。
そのような状況の中、せっかく地元香川の就職希望をして学生が会社訪問してきても、不十分な対応であったり、また訪問後の企業からの回答等が全くないままでは学生も不安になる、不信感を持つのもやむを得ないのかとも感じました。
別に学生に迎合しましょうと言うつもりはありませんが、例えばお客様に対応する場合で考えてみたら、不誠実な対応やクレームに対して放置したり等はあまり考えられないのではないかと...。
就職活動中の学生に対しても、企業の姿勢が問われます。就職活動を通して、学生も企業を見ているのです。学生から選ばれる企業への第一歩は、訪問した学生にきちんと返事を返すこと(せめて5日以内)、このようなことにあるのかもしれませんね。
香川の中小企業経営者の皆様、共に学び、実践し、企業を、そして地域を元気にしていきませんか?
もちろん何もかも上手く機能している訳ではありません。
しかし、一緒に学び、時にはつまづきながらも、少しづつ元気な企業づくり、地域づくりに関わっていける運動であると思っています!
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